幸運の白龍 No.0152 19.03.01

幸運の白龍_________No.0152__19.03.01
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季節の野菜を
たくさん召し上がっていただける
創作中華料理店

今日のメニュー
● 君子の交わりは
● メルマガ会員様へ3月のサービス
● 3月の営業予定

● 君子の交わりは
こんにちは、キタです。

カメ出し紹興酒が飲みたかったので頼み、「味覚の冒険」のために何かいいものはないかと奈々子さんに聞くと、「ミミガーをアレンジした新しい料理があります」というのです。
すぐに頼みました。
「味覚の冒険」とは、食べたことのないものを食べること。
わたくしにとって心ときめくことなのです。

豚の耳を使った料理を沖縄でミミガーと呼びます。
ゆるやかな風に乗って、三線(さんしん)の音が聞こえてきそうです。
もう20年ほど前、沖縄の本島から離島をぐるっとまわりました。
青くて透明な海が印象に残っています。
会社で沖縄料理の企画がありましてね、そのリサーチのための出張です。
風でうねる畑のサトウキビをかじったり、琉球ガラスのビンに入ったちょっと甘い独特な醤油の味を確かめたりしました。
もちろんミミガーもその時に。
今回白龍トマト館で出してもらったのは「ミミガーと香味野菜のラー油和え」。
沖縄でラー油と来れば、辺銀食堂の石垣島ラー油を思い出します。
ご飯の上に載せて食べると、甘くて辛くて病みつきになるんです。
あれで太ったと言う人が何人かいました。
一時期、白龍トマト館でも何種類かのラー油が用意されていたことがありましたね。
それぞれに特徴があって美味しいものでした。
だけどそのサービス、ご飯ばかり食べることになるので、お店としてはどうなのかな?と思っていました。
でも、それが白龍トマト館なのです。
「ミミガーと香味野菜のラー油和え」に使っているラー油は、白龍トマト館特製のものです。
豚の耳の細切りが入り、それにセロリ、ニンジン、フルーツニンジン、ダイコンを細切りにして、お酢、醤油、花椒(ホァジャオ)、そして特製ラー油で味を調えています。
写真はこちらです。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/19-3-01/#Anchor-71000
野菜のシャクシャクとした歯ごたえと、ミミガーのコリコリ感が混ざってとても美味です。
でも正確に言うと、コリコリというよりはフォリフォリという感じでしょうか。
ミミガーが薄切りで、コリコリというほどの固さではなく、食べやすくて親しみやすい奈々子さんのような柔らかさを感じます。
この味がまだ残っているところに、カメ出し紹興酒のロックを口に含むと、幸せ感倍増です。
グラスを手に持ったまま、「ミミガーと香味野菜のラー油和え」を見下ろすと、頭の中で「君といつまでも」が鳴りだし、「幸せだなぁ」って加山雄三状態になってしまいます。

ところで、荘子に「君子の交わりは淡きこと水のごとし」という言葉が登場します。
年に一度やってくる季節メニュー、定番のものには、この言葉を思い出させてくれるものがあります。
「そら豆と豆腐、海老のスープ煮炒め」がそれです。
ミミガーの次に頼みました。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/19-3-01/#Anchor-71500
今年も年に一度、久しぶりに会う友人のように味わいました。
そら豆独特の味と香り、それに海老がよく合い、そこに豆腐が加わると、普段豆腐の味ってあまり感じることはないのですが、なぜかグググッと引き立ってくるんですね。
不思議です。
36年も前に連載が開始された漫画『美味しんぼ』。
わたくしの記憶が確かなら、その第一回が水と豆腐の話でした。
主人公の山岡士郎と栗田ゆう子が、出された水や豆腐の味の違いを言い当てていくのです。
ほかの人には全然わからない。
そのくらい豆腐の味は繊細なもの。
なのに「そら豆と豆腐、海老のスープ煮炒め」では、その繊細な味を感じることができるのです。
こういうのを組み合わせの妙というのでしょう。
このこともわたくしに「君子の交わりは・・・」を連想させるのです。
こういう料理を味わうと、加山雄三状態が再び。

キタでした。
グラスのロックがカラリと鳴って、またいつか。

● メルマガ会員様へ3月のサービス
メルマガ会員様への今月のサービスは、1グループに二杯まで、レモネード以外のソフトドリンクを提供させていただきます。
スマホにこのメールマガジンを表示させるか、プリントアウトした「幸運の白龍」を提示の上、ご注文下さい。

● 3月の営業予定
月曜の定休の他、19日(火)に臨時休業をいただきます。
21日(木)は「春分の日」のため、ランチタイムの定食メニューがございません。
ご承知おき下さい。

次号は2019年4月2日(火)に配信予定です。
配信エラーにより、届かないことが
ございます。
2日間過ぎても届かない場合は
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第19回 行くぞフカヒレ

こんにちは! ふうです。

昨年末に白龍に行ったらママさんが
「これ食べてね」
と、パックに入れた何かをくれました。
「なんですか〜?」
と言って中身を見ようとしたら、
「おうちに帰ってから見てね」
と言うので「は〜い」と素直に聞いて帰りました。
おうちに帰って開けてびっくり玉手箱。
中にはなんとフカヒレの姿煮が入っていたのです。
うちのママと二人で食べました。
だってパパが帰ってきたら食べる量が減ってしまいますもの、
オホホ。
フカヒレのコリコリでスープがうっすらさっぱりで
とてもお上品なうまみの濃縮に
ふたりの瞳はキラキラしてしまいました。
さっそくお礼に行ったら
なんとママさんフカヒレ研究中だとか。
ついに白龍にもフカヒレ登場かと色めき立ったのですが、
「実は宴会コースなどではもう出しているし
あらかじめご予約いただければ食べられるのよ」
とのお言葉。
それは知りませんでした。

そして一昨日、白龍に行くと奈々ちゃんが、
「鹿鳴春に行ったよ」
と言うのです。
「なにロクメイシュンって?」
「ふうちゃん知らないの? 知ってるかと思った。
藤原紀香がひいきにしているフカヒレ専門店なのよ」
ママさんが出て来て言いました。
「フカヒレも美味しかったけど、黒酢の酢豚が美味しかった。
たぶんあの黒酢はこれよ」
と言って、箱入りの黒酢を持ち上げました。
「この黒酢、とってもおいしいの。あの味はこれじゃないと出ない」
うーん、すごい研究してる。

いつか予約して白龍でフカヒレを食べようと決心しながら
春の予感を感じさせてくれるお料理をいただきました。
まずは『ほたるいかと蒸し鶏、春野菜のサラダ』。
写真はこちらの上。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/10-02-15/
ホタルイカ、蒸し鶏、高糖度トマト、そら豆、菜の花などが
入っているのですが、不思議な形の野菜もありました。
「なに、これ?」と聞くと奈々ちゃんが答えます。
「ヤリガイクン」
なんでもカリフラワーとブロッコリーの交配種だとか。
見たこともない野菜を使うところなんか
白龍のチャレンジ魂を感じます。
食べてみるとどうもドレッシングが気になります。
美味しいんだけど、何の味だかよくわかりません。
ドレッシングの作り方を聞いてびっくり。
なんとキュウリをつぶして漉して
余分な水分を抜いたものをいれているんですって。
なるほど、勉強になる〜。

いろいろと食べた最後にもう一押し、
何かが欲しいなぁと思うんだけど、
もうトマトタンメンほどの量は難しいなと思っていたら
奈々ちゃんが「『ゆずワンタン』なんかいいんじゃない?」
と言うので、頼んでみました。
写真はこちらの下。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/10-02-15/
スープの中に、ネギや柚子皮の細切りと一緒に
ワンタンが浮かんでいます。
まずはその香りにうっとり。
ワンタンを口に運ぶと、ツルンと入ってきます。
中にはお肉と一緒に柚子の香り、そしてちょっぴりビリ辛。
ワンタンの中身に柚子と柚子胡椒が練り込んであるのだそうです。
そしてこのスープがとっても美味。
「これは何のスープですか?」と聞くとママさんが教えてくれました。
「これはぎたろう軍鶏のスープよ」
なんと、ぎたろう軍鶏とはグルメのバイブル『美味しんぼ』に
登場した鶏肉です。さすが白龍。
聞かなければわからないところにもこだわりがあります。
いつものように杏仁豆腐を最後に食べて
おなかいっぱい、満足いっぱいで帰りました。

ところで、ぶんか社の単行本『女子ラーメン部』の続編に
白龍トマト館が取り上げられるそうです。
発売日などはっきりしたらお知らせしますね。

フカヒレはいつ食べようかなぁ。

ふうでした。
またね。♪

「*次回の配信日は2010年3月2日(火)を予定しております。
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